ひとりからでも入れる労働組合、青年ユニオンの委員長してます


by ssu-i
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派遣は、主婦が選びやすい?働き方?

エキサイトブログの投稿内容を「派遣」というキーワードで検索、
検索結果のページに「1週間以内」という絞込みがあるので、
これは便利と、最近投稿された(編集されたのもでるのかな?ブログ記事をながめていて、いろいろ考えました。

とある方のブログには、派遣員として”登録していた派遣会社”をこの4月末まで有給休暇を消化してやめようととおもっていたら…
と、体験談風に書かれていました。

派遣スタッフとして初めて働くので、どきどきしています、という方のブログ記事も。

で、とある市議会議長という方のブログ記事で
読売新聞の「読売経済提言」を読んで、よかった、ということが書いてあり、その提言の中で

「多様な働き方を確保する観点から、今国会で審議中の労働者派遣法改正案は問題が多い。」
という文章をみつけたので、
詳しく読売新聞のサイトで読んでみました。↓
雇用のところ
3.雇用こそ安心の原点

前文から
読売新聞社緊急提言 経済再生へ政策転換を

以下に、派遣のところを引用すると
**************

多様な働き方を確保する観点から、今国会で審議中の労働者派遣法改正案は問題が多い。

 改正案は、仕事がある時だけ派遣会社と雇用契約を結ぶ登録型派遣を専門業務などを除いて禁じるほか、製造業派遣も原則禁止とすることが柱になっている。

 派遣は、主婦などが働ける時間に働きたい場合に利用しやすい制度だ。禁止すれば、雇用の選択肢を減らす結果になりかねない。季節変動や急な発注に対応できず、企業経営が打撃を受ける恐れもある。

 厚生労働省は、法改正によって最大44万人の派遣労働者が仕事を失う可能性があると試算している。経済の先行きが不透明な中、企業は正社員などの採用に二の足を踏むからだ。

 派遣法の改正論議は「派遣切り」問題などを受け、「派遣は悪だ」という短絡的な感情論から始まった。

 本来、真っ先に取り組むべきなのは、非正規労働者の低賃金を改善することだろう。厚生年金の適用対象を広げ、老後の所得保障を充実させる必要もある。正社員になることを希望する人には、派遣業界とハローワークが連携し、職業訓練などで支援すべきだ。

 こうした地道な努力なしに、単に派遣という働き方を否定しても、請負など派遣労働同様に不安定な他の形態への切り替えが進む恐れがあり、労働市場の混乱を招くだけだ。改正案が成立した場合でも、行き過ぎを是正する再改正をためらうべきではない。

***********
以上、引用終わり

なんで?あえてそれを特別に書くのか気になった部分が、まず
「派遣は、主婦などが働ける時間に働きたい場合に利用しやすい制度だ。」
というところ。
いろいろ調査や統計を探したんですが、
主婦が、派遣を、利用したがっている、あるいは、いま現在利用しているという数字は見つけられませんでした。
(もし知っている方がいたら教えてください)
「不安定な」派遣という雇用の形態のデメリットをしのぐ「主婦など」のニーズ、という風に読めますが、その根拠は何なんでしょうか?


続いての文章も、
「禁止すれば、雇用の選択肢を減らす結果になりかねない。」
と、ありますが。
「雇用こそ安心の原点」というならば
>多様な働き方、
が必要なのではなく、「安心」できる働き方の選択肢を増やすことが必要で、
そのためには「不安定」な雇用の選択肢である派遣という選択肢は、減らしていってもいいのではないでしょうか。

さらに続いての文章では、
「季節変動や急な発注に対応できず、企業経営が打撃を受ける恐れもある。」
と、あります。
「対応でき」なければ、「打撃を受ける」場合もあるでしょうが、

京滋企業「直接雇用など検討」26%製造業派遣原則禁止でアンケート
京都新聞のこの報道記事にあるように、すでに主要企業のいくつかは「対応」を検討しはじめているようですね。


派遣とならんで偽装請負も、不安定な働き方ですし、個人請負も不安定でしょう。
が、
どれも順番に法律改正や新しい制度としても整備して、
「不安定」でないようにしていくことが、行政府や立法府、地方自治体の施策で必要だと思います。
もちろん、正社員や直接雇用の働き方も
「まともに生活できる」「人間らしい」働き方に、”いまある制度を企業経営者に守らせながら”世界標準の労働規制をしていく必要があると思います。
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by ssu-i | 2010-05-13 18:18 | 派遣法Q&A